" Reebok MOBIUS ATMOS "
まだまだ記憶に新しいNBAオールスター2019。
その練習中にレブロン・ジェームス(LeBron James)がアトモス別注の「NIKE LEBRON 16 LOW”SAFARI″」を着用し
世界中のスニーカーフリークの間で大きな話題になりました。
マイケル・ジョーダンをはじめとする数々の名プレーヤーがコート上で活躍していた時代まで遡っても、
世界最高峰リーグであるNBAのコート上それもオールスターゲームのバスケットコートの中で着用する
シューズのカラーリングとしてこれ程の話題性と異彩を放ったモデルは皆無だと思います。
コートの中よりもタウン、ストリートをイメージし意識したカラーのバスケットシューズが、NBAオールスターのコート上に登場した瞬間でした。
「Reebok MOBIUS ATMOS」このリーボックのバスケットシューズの画像を最初に見た時も、
明らかにコートの中よりもタウン、ストリートをイメージし意識したイメージを強く感じました。
今年1stモデル発売から25周年を迎えるポンプフューリーや、今なおナイキを代表するモデルとして君臨するエアマックス95などを
中心とするハイテクスニーカーブームに日本中が沸いた90年代スニーカーバブル。
各スポーツメーカーが当時の最先端技術、機能、カラーリングを競い合い、斬新なモデルがめまぐるしいスピードで発売された時代に、
リーボックがサポートしていたプレーヤー達が着用したハイパフォーマンスモデル、それが”MOBIUS COLLECTION”。
NBAからは、シャキール・オニール(Shaquille O’Neal)シグネチャーモデル「SHAQNOSIS」、
ショーン・ケンプ(Shawn Kemp)のシグネチャーモデル「KAMIKAZE II」、
ニック・ヴァン・エクセル(Nick Van Exel)が着用した「THE BLAST」の3モデル。
そしてMLBからは、フランク・トーマス(Frank Thomas)のシグネチャーモデル「BIG HURT」。
(フランク・トーマスって、わかる方はわかる、リアル野球盤でもお馴染みの超大物です)
途切れのない動きを表現したメビウスの輪をイメージした大胆でインパクトあるデザインが象徴的なこのモデル群が”MOBIUS COLLECTION”です。
その90年代リーボックを代表するモデルを擁した”MOBIUS COLLECTION”から、
コレクション名がそのまま商品名になった「MOBIUS」が20年以上の時を経てついに登場しました。
1995年にMOBIUSの名の通りコレクションにエントリーしている上の4モデル全ての要素を取り入れ
デザインされながらも、市場に出ることがなかったモデルです。
今作の「Reebok MOBIUS ATMOS」は、幻のモデルであったMOBIUSを東京をコンセプトにアトモスが別注しました。
ミリタリーグリーンとブラウンヌバックを使用したタウンユースを強く意識したカラー。
シュータンとヒールにはDISTRICT(地区)の意味を表す”D”と、東京の市外局番”03”、そして”TOKYO”の文字がエンボス加工されます。
ヒールのプルストラップにもDISTRICTの文字が入ります。
「NIKE LEBRON 16 LOW”SAFARI″」同様ストリート色が強いカラーリングを用いることで、
すでに発売されているコート色強い他のMOBIUS OGカラーとは全く異なったモデルに仕上がっています。
一見して思うことは、このモデルはおそらく90年代の香りを知っている世代が懐かしく感じるよりも、
このモデルのデザインが新鮮に感じる若い世代からの支持が圧倒的に強い気がします。
コートシューズらしからぬカラーと、現代のスマートなデザインのバスケットシューズには無い
良い意味で無駄にボリュームあるゴツいレトロデザインが斬新に感じるのでは無いでしょうか?
さらに、このモデルって日本よりもアメリカ、それもバッシュが文化として根付いている地区で
メチャメチャ売れるんじゃないでしょうか?
ナイキでは無くリーボックで、このデザイン、そしてこの色目、さらにTOKYOがコンセプト。
どちらにしても、世界共通で足元にボリュームが欲しい方には、たまらないご馳走ですね!
自分的には、このモデルを後になってからふとした時に履きたくなってマイサイズ探しまくる気がしています。。。
だったら、今すぐにマイサイズ押さえろと。。。
そう言う事ですね。。。
TEXT:SHIGEYUKI “BINGO” MARUMOTO